初めてのお遍路 |
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≪小雨降る神山みちをひた歩き≫ | ||
十二番札所焼山寺から十三番大日寺へ |
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(バス利用)徳島駅前→寄井→(タクシー利用)焼山寺→杖杉庵→寄井→ (国道438号線)神山→鬼籠野→(県道21号線)広野→一宮・大日寺→(バス利用)徳島駅前 |
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≪寄井から広野へ≫ |
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雨乞の滝を描いた 寄井郵便局風景印 |
次の目的地「神山郵便局」を目指す。鮎喰川に沿って国道438号線を2キロほどの距離だ。雨中の行軍は初体験である。どうも傘と菅笠のコンビネーションがすこぶるよろしくない。菅笠の幅がある分、傘の反対側が傘下に入らずかなり濡れることとなる。1キロほど歩いたところに休憩所があったので、一休みかたがた菅笠を脱ぎ、ビニールの簡易レインコートを着用した。これだと全身が傘で覆われる。ただ世の中すべてがうまくいくなんてことは、まずあり得ない。今度はコートのため全身蒸し風呂状態、汗でべとべとになりながら、神山街道(この名称はありませんが)を目的地目指してひたすら歩く。 |
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神山温泉、雨乞の滝、スダチ を描いた 神山郵便局風景印 |
坂東局のゴム印 神山局のゴム印 遍路を図案化した局のゴム印 |
上一宮大粟神社の鳥居 |
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番外霊場 如竟山 大慧金剛密寺 吉祥院 (だいけいこんごうみつじ きっしょういん) |
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本尊 鍬持大師、般若菩薩 宗派 真言宗御室派 所在 名西郡神山町神領字北上角18 御詠歌 くわをもちしゅじょうをすくうごせいがん のちのよまでもかわることなし (鍬を持ち衆生を救う御誓願のちの世までも変わることなし) |
当寺院の縁起について、由緒書には以下のように述べられている。 |
本堂内陣 | 御朱印 |
「鍬持大師」は身代わり、厄除け、商売繁盛に霊験あらたかで、この地を干拓されたときのお姿を刻んだ、日本で唯一の鍬を持った大師の尊像ということである。 |
≪広野から十三番大日寺へ≫ |
再度、国道21号線を北上する。鮎喰川は国道の数メートル下をゆるやかに流れている。川が蛇行し北から東に流れを変えるあたりに、展望台を兼ねたような休憩ポイントがあり、乾いたベンチに腰を下ろす。川原ではキャンプをしているのか、テントを張って数名の若者が泳いでいる。このあたりの地名は南馬喰草(みなみまくそう)というらしい、また右手の山に神山森林公園がある。道路の右手から番外霊場・建治寺(こんちじ)に通じる遍路道がゆるやかに登っている。4キロくらいの山道のようだが、今回は遠慮することとした。 |
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おやすみなし亭 3態 | ||
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第十三番札所 大栗山 大日寺 (おおくりざん だいにちじ) | |
本尊 十一面観世音菩薩(伝行基菩薩作) 開基 弘法大師 宗派 真言宗大覚寺派 所在 徳島市一宮町西丁263 御詠歌 あわのくにいちのみやとはゆうだすき かけてたのめやこのよのちのよ (阿波の国一の宮とはゆうだすきかけてたのめやこの世後の世) |
弘仁6年(815)弘法大師がこの地に巡錫され「大師ヶ森」(現徳島市入田町海先)で護摩修法中に大日如来の霊示を受けた。大師は大日如来を刻み堂宇を建立し大日寺とした。 |
仁王門 | 御朱印 |
山門を入った正面に「しあわせ観音像」がある。幸せを祈願すれば叶えてもらえるのだろうか。左手に本堂、右手が大師堂。町中のせいか境内はあまり広くないが、宿泊所は整備されているようだ。 |
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本堂 |
大師堂 |
しあわせ観音像 |
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一宮神社 |
一宮神社拝殿 |
一宮城址 |
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