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佐渡・能の里紀行 |
2009.6.20 ~ 6.22 ≪世阿弥の故地を訪ねて≫ 1日目 |
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謡友のM氏から佐渡に薪能を観に行かへんかとのお誘いがあったのが、確か昨年のことだったでしょうか。あゝ、そりゃええなーと賛同したきり、あとはM氏に任せっぱなしにしていましたところ、今年の1月に会った際には、6月20日出発の3日間の計画がほゞでき上がったようで、交通機関、宿所、佐渡の観光ルートなど、一切の手当てを済ませてくれておりました。こんな旅はほんまに楽です、当方はといえばその間何もせずに、M氏より指示のあった瀬戸内寂聴の『秘花』を図書館から借りてきて読んだだけという、まことに結構な旅行の始まりではありました。 |
☆ 第1日目《2009.6.20(土)》☆ 伊丹空港 →(ANA513便)新潟空港→(タクシー)新潟港《昼食》→(ジェットフォイル)両津港→ (レンタカー)トキの森公園→佐渡博物館→民宿・花の木《夕食》→ 春日神社《薪能観能》→おぎの湯《入浴》→民宿・花の木 |
伊丹空港10時10分発のANA513便に搭乗すべく、なんばから空港バスで伊丹空港に向かいます。空港には9時10分に到着、ちょっと時間があるので登場手続きの窓口の対面でコーヒーを飲んでいるとKY氏がふらりと現れました。おーい、と声をかけ今度は二人でダベリながらM氏を待つことしばし、9時半ころにM氏が登場、空港2階の搭乗口へと向かいました。 |
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混雑する手荷物検査場 |
搭乗を待つANA513便 |
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Wikipediaによれば、ジェットフォイル(Jetfoil)の正式名称はボーイング929(Boeing 929)で、ジェットフォイルはその愛称、米国ボーイング社によって開発された水中翼船である。 |
記念押印(実は帰りの便でした) |
ジェットフォイル |
島影見ゆ! 両津のあたりか? |
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両津の港には、能面を貼り付けたような「能の里、佐渡島」の歓迎塔が我々一行を迎えてくれます。さらに下船口には、これまたおけさの衣装を綺麗に着飾った娘さん(?、残念ながら顔はよく見えなかった)がお出迎え、「ひばりの佐渡情話」が聞こえてくるような雰囲気になって参りした。 |
佐渡おけさとジェットフォイル を描いた両津郵便局風景印 |
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能の里の歓迎タワー |
おけさ装束のお姐さん |
佐渡汽船のりば |
おけさの人形 |
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佐渡島訪問地図 |
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《トキの森公園》 |
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3台のレンタカーに分乗してスタートです。車に乗り込むのはクジ引きで決定されます。運転は、1号車M氏、2号車OM氏、3号車はTY氏、私は3号車の助手席でもっぱらナビのチェック係。号車順に国道350号線を南下します。 |
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トキの森公園 |
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トキの森公園入口付近 |
「朱鷺幻想」歌碑 |
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「キン」の碑 |
トキ展示資料館 |
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資料館のトキの剥製 |
観察回廊から繁殖ケージのトキを望む |
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公園内の散策 |
長谷川金北の碑 |
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公園入口の売店 |
新穂郵便局出張所 |
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佐渡の空に舞うトキを描く 新穂郵便局風景印 |
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《佐渡博物館》 |
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初めての道だけにカーナビ任せの道中なので、どこをどう通ったのか記憶が定かではありませんが、恐らく県道81号線を南下し、途中から65号線に入り、さらに195号線へと移行したのではなかろうかと思います。国府川を渡ってカーナビも知らない新道ができたとみえて、国道に出るわずかの間ナビ上では道なき道を進むことになったのには大笑いでありました(以前カーナビに従って運転しているとコンビニの中に突入したコマーシャルがありましたが…)。 |
佐渡博物館 |
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「世阿弥佐渡状」の碑 |
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義民太郎右衛門の供養塔 |
金丸の人斬り石 |
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1階正面のトキの複製 |
2階ロビーの阿弥陀三尊 |
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信仰のコーナー |
芸能のコーナー |
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能楽のコーナー |
野山の動物のコーナー |
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佐渡金銀山展 |
土田麦僊素描展示室 |
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裏庭の民家 |
民家の内部 |
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佐和田八幡宮の鬼瓦 |
高床式倉庫と住居 |
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《民宿・花の木》 |
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国道350号線をひた走り、民宿「花の木」に到着したのが夕方の5時半ころ、なかなか情緒のある宿で、女将は美人、お手伝いは3人のかわいいお嬢さんとくれば、文句のつけようもありません。ただ宿の裏手に大きな地蔵像が立っているのは、よく分からない景色ではありました。 |
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民宿「花の木」 |
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「花の木」玄関 |
ちょっぴり不可解な巨大地蔵 |
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夕食風景 |
山海の珍味 |
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《春日神社薪能》 |
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「花の木」に来るときに走った国道350号線を今度は逆に進みます。なぜか今回は我々の3号車が先陣を承っているようです。暮れなずむ海岸線を北上して真野の街並を過ぎ、国府川を渡った右手に佐渡博物館を発見、博物館はここにあったのかと、改めて認識いたします。やがて国道は大きく右にカーブして去り、我々は海岸線を通る県道45号線にと誘われて行きます。やがて45号線を右折して山越えの31号線へと入ります。ここまで来れば目的地は間近、トンネルを抜け坂を下ったところに下戸郵便局の案内を発見、その道を左折してしばらく進むと前方より楽の音が響いてきます。車を止め、春日神社に到着したときは「佐渡おけさ」が演じられておりました。 |
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春日神社能舞台 |
舞台遠望 |
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「つぶろ」はひょうたんのことで男根を暗示しており、「さし」はさすり。羽茂村の神社に奉納する大神楽系の伝統芸能で、棒状の物を股間でさすり、二人の女神を追い掛けるユーモラスな五穀豊鰻の舞いだそうです。羽茂地区では「つぶろさし」ですが、小木地区では「ちとちんとん」と呼ばれているそうです。 |
佐渡おけさ |
つぶろさし |
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能「百万」 |
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