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二条城と京都御所 |
2012.4.5(木) ≪菊と葵の和合と相克の跡をゆく≫ |
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3月も下旬に入った頃、読売新聞泉州営業所企画の「京都御所春季一般公開と世界遺産二条城・桜の嵐山」なるツアーの折込広告を、かみさんが見つけました。「京都御所なんて行ったことないなー、いっぺん行ってみたいな」とのたまいます。当方、この2月には東北地方を豪遊したばかりのこととて、これに逆らえる勇気などは持ち合わせておりません。京都御所、大いに結構、参りましょう、と話はとんとん拍子に決まり、かみさんは申し込み手続きをさっさと済ませた次第です。 |
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南海泉佐野駅からバスに乗り込む |
京田辺パーキングエリア |
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京つけもの「西利本店」 |
店内での買い物 |
二 条 城 |
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10時過ぎに二条城に到着しました。平日というのに入場口である東大手門は、観光客でごった返しておりました。我々のバスの隣にはフランスからの一行のバスが停まり、金髪やら碧眼の一行を吐き出しています。国際色豊かな光景で、世界遺産の面目躍如たるものがあります。 |
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二条城東南隅櫓(絵葉書より) |
慶長6年(1601)徳川家康の命により、奉行板倉重勝が差配、市中の多数の労役者の力により着工され、翌年3月に完成した。 |
二条城入口の東大手門付近 |
東大手門 |
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唐門(絵葉書より) |
二の丸御殿 |
二の丸御殿内部の見学です。遠侍(とおざむらい)から始まり、式台、大広間、蘇鉄の間、黒書院そして白書院と順に回廊を進んで行きます。ここも金魚のうんこ状態、ぞろぞろと牛の歩みの如くでありました。 |
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●遠侍(とおざむらい) |
黒書院外観 |
白書院外観 |
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釣鐘 |
二の丸庭園入り口 |
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大広間側からの二の丸庭園の眺望 |
二の丸庭園から本丸へ向かいます。内堀に架かる東橋の手前に奇妙なオブジェが展示されていました。「孔雀」と「一歩」はなんとなく理解できるのですが、「脈脈」というのがよく分りませんでした。 |
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「孔雀」 |
「一歩」 |
「脈脈」 |
本丸櫓門 |
寛永3年(1626)に徳川家光により造営された本丸は、五層の天守閣と4棟の御殿で構成されていということですが、落雷や大火によっていづれも焼失しました。現在の本丸御殿は、明治の半ばに京都御所今出川門内にあった元桂宮の御殿を移築したものです。玄関・御書院、御常(おつね)御殿・台所/雁の間などから構成されており、公家住宅の貴重な遺構として重要文化財に指定されています。 |
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天守閣跡 |
天守跡より西橋を望む |
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本丸・御常御殿 |
車寄 |
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加茂七石 |
内堀・清流園より東橋を望む |
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ちょっぴり早めだった清流園の桜 |
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清流園は、面積約5千坪で池泉廻遊式山水園と、芝生の広場からなっている。 |
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清流園とその右にある緑の園には、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤマザクラなどが植えられており、3月下旬から4月中旬にかけて見事な花を咲かせるとのことでしたが、訪れたときにはまだチラホラ咲き、花見には若干早すぎたようでした。 |
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土産物売り場 |
城内からの東大手門と番所 |
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智 積 院 |
二条城の見学を終えて、東大路の智積院会館で昼食を取ることになっています。12時過ぎに智積院会館に到着、大広間で精進料理の昼食を済ませて、境内を散策しました。はじめ、ここが智積院であることが分っておらず、でっかいお寺やなー、と思いながらそぞろ歩き。けれども何かしら記憶の片隅に引っかかるものがあります。正面の門柱にある「智積院」の文字を見て、かつて訪れたことを思い出しました。5年ばかり以前、この界隈の郵便局を廻った際に、この寺に参拝したことがありました。 |
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智積院本堂 |
御朱印 |
智積院の正式名称は、五百佛山智積院根来寺(いおぶざん ちしゃくいん ねごろじ)で、本尊は金剛界大日如来。真言宗智山派の総本山です。以下 Wikipedia によります。 |
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智積院正面の門柱 |
玄宥僧正像 |
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京 都 御 所 |
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京都御所平面図、参観巡路(宮内庁京都事務所発行パンフレットより) |
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宣秋門(ガイドブックより) |
御車寄 |
桜図 |
鶴図 |
虎図 |
新御車寄 |
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建礼門(ガイドブックより) |
承明門 |
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承明門から紫宸殿を望む |
日華門よりの眺め |
正面から見た紫宸殿(絵葉書より) |
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「紫宸殿」扁額 |
高御座と御帳台(絵葉書より) |
●紫宸殿(ししんでん) |
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紫宸殿の南庭にある、右近の橘、左近の桜が有名ですが、この日桜はまだ花開いておらず、橘は霜除けの囲いにすっぽりと囲い込まれています。雨の中をしょぼしょぼと、紫宸殿を通り過ぎましたが、お目当ての一つを見ることができず、いささかがっかりでありました。 |
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東庭より清涼殿を望む(ガイドブックより) |
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清涼殿東廂 |
母屋(ガイドブックより) |
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小御所 |
童女人形の展示 |
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東庭の蹴鞠(ガイドブックより) |
御庭池 |
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御内庭 |
御常御殿(南庭より) |
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一般公開に際しては、各御殿の障壁画が参観できるよう公開されている。ここ御常御殿では、以下のように多くの障壁画が公開されていたのだが、写真の写りが悪く観賞に耐えうるものがほとんどなかったのが残念でした。 |
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大禹戒酒防微図 |
御三間 |
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休憩所近くの桜が美しい |
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嵯 峨 野 散 策 |
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野宮に続く竹林 |
野宮・黒木の鳥居 |
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人力車に乗って |
意味不明(?)の撮影風景 |
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有智子内親王の墓 |
落柿舎 |
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ここから二尊院あたりまで行けそうですが、帰りの時間があわただしくなりそうなのと、またもやポツポツと細かい雨が落ちています。そろそろバスへ戻ったほうが賢明であろうと、もと来た道を引き返して行きました。 |
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(2012.5.6 記録) |