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水海の田楽能舞 |
2014.2.14 ~ 15 ≪花がたみの里と能楽の里池田を訪ねて≫ |
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福井県池田町に伝わる田楽能舞を見に行こうというツアーの案内が、徒然謡倶楽部を主宰している謡友のMさんから届いたのが、昨年の暮でした。早速参加の申し込みを行い、年が明けて1月の中ごろ、最終計画が届けられました。 |
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武生駅の花がたみの像 |
本日の足・マイクロバス |
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紫式部公園から花筐公園へ──武生散策地図 |
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紫式部公園 |
釣殿 |
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雪の舞う紫式部像 |
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源氏物語によって不朽の名をとどめる平安朝の女流文学者紫式部が、この越の国で若き日をすごした事実は忘れられない。武生市が市制35周年の記念事業として建立した紫式部像は、そのような歴史と文化の美しい由緒を示すものである。 |
日野山を背景に万代歩 道橋と紫式部像を描き 菊を配す武生局風景印 |
紫式部の像を取り巻くように歌碑が建てられています。ただ雪のため光が奪われて、碑面が暗く刻文が十分に読みとれなかったのが残念です。歌とその説明を以下に。 |
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(その1)紫式部歌碑・円地文子揮毫 |
(その2)紫式部歌碑・谷崎潤一郎揮毫 |
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(その3)紫式部歌碑 |
(その4)紫式部歌碑建立顕彰碑 |
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昼食風景 |
でっかいお椀のお膳 |
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小丸城址 |
万葉歌碑 |
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味真野神社・継体天皇御宮跡の碑 |
鳥居をくぐり雪中の参拝 |
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「謡曲花筐発祥之地」の碑と謡曲史跡保存会の駒札 |
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「花がたみ」の像 |
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大瀧神社拝殿 |
本殿・拝殿(当社パンフレットより) |
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紙の文化博物館 |
和紙の里通り |
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継体天皇が皇子の頃、暮らしていたと言われているのが花筐公園周辺です。園内には桜やつつじ、紫陽花、紅葉など四季を通じて美しい自然にふれることができます。また公園内にある福井県天然記念物、薄墨桜(樹齢600年以上)は、継体天皇となった男大迹王が、愛する照日の前に形見として残したものと言い伝えられ、その後、次第に色が薄くなっていったため、薄墨桜と呼ばれるようになったと言われています。 |
越前和紙の手漉き姿と 重文紙祖神の大瀧神社 を描く岡本局風景印 |
桜の名所花筐公園を描 き越前和紙の手漉き姿 を配す今立局風景印 |
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花筐公園に立ち寄れなかったのはいささか残念ではありましたが、車は県道2号線を経て池田町に入り、国道476号線を経由、途中池田郵便局に寄り道していただき、午後3時半ころ、目指す冠荘に到着いたしました。 |
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冠荘に到着 |
ロビーを飾る「あまじゃんごこ」の絵 |
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田村 |
花筐 |
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二日目の朝を迎えました。予報によれば今日の天気は雪から雨に変わりそうです。ここ池田町は白山の山麓、武生などの海岸線からは山ひとつ内陸に入り込んでいますから、武生は雨でもこちらは雪ではなかろうかと、いささか勝手な想像をしております。 |
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池田町訪問地図 |
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能面美術館 |
能面研修館「古木庵」 |
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面打ち・桑田能守師 |
古木庵にびっしりと飾られた面 |
ケースに陳列された古面の数々 |
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鵜甘神社 |
以下は、池田町教育委員会作成の小冊子に記された鵜甘神社の由緒書です。 |
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祭神が誉田別尊・気長足姫尊なので、八幡神社であることは明らかでしょう。氏子の裃の紋所が「対い鳩(むかいばと)」でした。八幡宮の神紋は通常は三つ巴のようですが、鳩は軍神とされ八幡大菩薩の神使でもあることから“八”の字を表す対い鳩を神紋とする八幡宮もあるようです。京都の石清水八幡宮の一の鳥居の扁額には「石清水八幡宮」の文字が掲げられていますが、これは三蹟のひとり藤原行成の筆跡を、松花堂弁当の祖とされる松花堂昭乗が書写したものだそうです。そして、この“八”の字が向い合った鳩で表現されています。 |
当社の田楽・能舞について、上記の由緒と若干重複しますが、同書による説明です。 |
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水海・能鄕関連地図 |
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幕で覆われた拝殿 |
田楽の奉納される舞台 |
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簡易食堂~ちょっぴり高かった |
簡易みやげもの店 |
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本日使用される面や装束 | |
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禊を待つ水海川 |
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カメラを据えて待つ |
宮谷橋にも大勢が |
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三人の舞人登場 |
褌ひとつで水海川へ |
水海川に身を浸す |
社へ帰還 |
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保存会会長の挨拶 |
着座した地謡 |
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烏飛び(その1) |
烏飛び(その2) |
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祝詞(その1) |
祝詞(その2) |
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あまじゃんごこ(その1) |
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あまじゃんごこ(その2) | あまじゃんごこ(その3) |
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阿満(その1) | 阿満(その2) |
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鵜甘神社の御三面 |
式三番開始 | 千歳と三番叟は神前に |
千歳の舞(その1) | 千歳の舞(その2) |
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翁面を附ける | 翁の舞(その1) |
翁の舞(その2) |
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三番叟の舞(前段) | 千歳が鈴を手渡す |
三番叟の舞(後段その1) | 三番叟の舞(後段その2) |
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高砂(その1) | 高砂(その2) |
『高砂』の詞章(待謡・後シテ出) |
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田村(その1) | 田村(その2) |
『田村』に続いて『呉服』『羅生門』が奉納されますが、時間の都合で退場いたしました。 |
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呉服 | 羅生門(パンフレットより) |
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『田村』が終了した時点で、約束の午後4時となってしまいました。『呉服』と『羅生門』には大いに興味がありましたが、已むを得ず席を立ちました。参道を下りたところに待ってくれている冠荘のパスに乗車、鵜甘神社とお別れしました。 |
土産のせんべい |
マイクロバスは武生駅に到着、列車の時間までまだ1時間半ほど余裕があります。駅前の居酒屋兼料理屋のような店に入り、本格的な腹ごしらえにいたします。今日の田楽、昨日の謡会、日ごろの練習…などなど、冬だというのに話しに花が咲いて、止まるところを知りません。あっと言う間に列車の時間が近付いておりました。 |
冠山を背景に田楽能舞 を描きシャクナゲを配 した池田郵便局風景印 |
最後になってしまいましたが昨日立ち寄った池田郵便局の風景印に、水海の田楽能舞が描かれておりました。 |
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(2014.3.13 記録) |